Sept. 15, 2024
鈴木さんはソファーに横たわって休んでいた。65歳の誕生日のすぐ後、風邪をひいてしまって、今は少しずつ治ってきた。妻のゆきさんはリビングに入ってきて、鈴木さんの隣の椅子に腰を下ろした。
鈴木:どうしたの、ゆき?
ゆき:具合はどう?
鈴木:僕、大丈夫だよ。
ゆき:よかった。ちなみに、話したいことがあるんだけど。
鈴木:うん。何?
ゆき:この間言ったけど、私たち二人とも家事をやるのがだんだん追いつかなくなってきたよね。
鈴木:うん、覚えてるよ。僕、最近年齢的に
もっと休む時間が必要だなって気づいたって言ってたよね。それに、ゆきは病院であと数年働きたいけど、僕も一人では家事を全部こやるのがだんだん難しくなってきたから、もう少し家にいる時間を増やしたほうがいいかもって感じるって言ってたね。
ゆき:そうだわ。あと、あなた、公園の掃除もボランティアでずっと続けたいって言ってたわよね。でもね…家事は、誰かに手伝ってもらうのもいいんじゃない?
鈴木はびっくりした。
ゆき:実は、この間、同僚と話したんだけど。それで、彼女の息子さんはもしかして手伝いたいって言ってた。彼は16歳で、とても社交的で元気な男の子だそうだ。それに母と同じように医者になりたがるって。同僚が、息子さんが掃除を手伝いたいとか、あなたの体調が悪い時に代わりにやってもいいかなって言ってたの。それに、必要ならちょっとあなたの面倒も見てくれるって。料理をするのも大好きだそうだ。
鈴木:それは助かるかも。
ゆき:本当?ちょっと考えた方がいいんじゃない?
鈴木:いいよ。彼に会ってみたい。ゆきの言った通りだ。最近、家事が大変になってきたんだ。ゆきに、僕を手伝うために仕事をやめさせたくないんだよ。それに、その子もいろいろ学べるだろうし、人生の経験を積むのを手伝ってあげたいな。
ゆき:じゃあ、同僚に電話をかけて、息子さんをうちに一度誘ってみよう。
鈴木:そうしよう。
数日後、若い細身の男の子がキッチンのテーブルに座って、少し緊張した様子で周りを見ていた。
鈴木:じゃあ、白花律くんだね?
律:はい、白花律です。
鈴木さんは何回か咳をした。
律:鈴木さんは大丈夫ですか?
鈴木:大丈夫だよ。ただ風邪はまだ完全に治ってない。だから、家のことを手伝ってもらえると助かるんだ。お母さんがあなたが手伝いたいって言ってたから、もしよかったら手伝ってくれる?
律:僕、掃除もできますし、お手伝いできたらいいなって思います。そして、もしよければ、ご飯を作ることもできます。料理をするのが大好きです。
鈴木:本当にいいの?クラブ活動とか、勉強とか、友達と遊ぶとかで忙しくない?
律:そんなに忙しくないので、普通は土曜日にお手伝いできます。そして一週間に1、2回晩ご飯を作ることもできます。
鈴木:それはとてもありがたいと思います。じゃあ、それでしようか。もちろん、手伝いの分はちゃんと払うよ。
律:ありがとうございます。これからよろしくお願いします。
鈴木:よろしくお願いします。
律くんが帰った後、鈴木さんは考え込んだ。田舎に引っ越してからずっと自分で家事を済ましてきていた。今は手伝いが必要になったのはちょっと嫌な気持ちだった。しかし、鈴木さんは律くんがいい印象を残して、また会うのが楽しみだと微笑んでいた。
Mister Suzuki was resting on the couch. Close after his 65th birthday, he had caught a cold, and he was now slowly recovering from it. His wife Yuki entered the living room, and sat down on a chair next to him.
Suzuki: What’s wrong, Yuki?
Yuki: How are you feeling?
Suzuki: Alright.
Yuki: Is it okay for me to discuss something with you?
Suzuki: Sure.
Yuki: You know I told you a couple of days ago that we both are starting to get issues with keeping up with the housekeeping?
Suzuki: Yeah, yeah I remember. You said that you noticed that my age is making me need to take more rest. And you also said that you would like to keep working at the hospital for a couple of years, but that you’re starting to get the feeling that you need to stay at home more, because I can’t keep up with everything alone anymore.
Yuki: Yeah, exactly. And you said that you would love to be able to keep cleaning the playground as well, and… well… How about… getting some help with the housekeeping?
Suzuki looked surprised
Yuki: Well, you see… I happened to tell one of my colleagues about this a couple of days ago, and she said that her oldest son might like to help us out. He’s a 16 year old boy, very social, full of energy, and wants to become a doctor like his mother. My colleague said that he might be wanting to help you with some of the cleaning, or to take over when you’re not well. And if necessary, he can look after you for a bit. And he loves to cook too, she said.
Suzuki: That sounds alright.
Yuki: Really? Don’t you want to think about it for a bit?
Suzuki: No, I would like to meet him. You are right, I’m starting to have a hard time keeping up with everything, and I don’t want you to stop working because you have to help me out. And the boy might learn a thing or two, I’d love to help him to get some experience in life.
Yuki: Shall I ask my colleague to ask him if he wants to come over to meet us?
Suzuki: That’s okay.
A couple of days later, a young slender boy was sitting at the kitchen table, looking slightly nervous.
Suzuki: So… Shirohana Ritsu, right?
Ritsu: Yeah.
Suzuki coughed a couple of times.
Ritsu: You alright, mister Suzuki?
Suzuki: I’m not completely over my cold yet, but I’m doing fine. But I could use some help, keeping up with the household, and your mother said that you might like to help me out?
Ritsu: Well, I’m good at cleaning, and I love to help people out. And if you’d like, I can cook dinner for you and your wife too, I love to cook and my mom said that you might like that too.
Suzuki: Are you sure you want to spend time with an old guy like me? Don’t you have club activities, homework, and friends to… go to the movies with, and stuff like that?
Ritsu: Sure, but there’s plenty of time left. I could help you out on Saturdays, and I’m able to cook dinner about twice a week I think.
Suzuki: Sure, let’s try that out for now, you seem like a nice kid. We’ll pay you for the work you’re doing of course.
Ritsu: Thank you, mister Suzuki. I’m looking forward to working with you.
Suzuki: I'm looking forward to working with you too.
After the boy left, Suzuki wasn’t sure what to think. Ever since he moved to the countryside, he had been able to keep up with the household by himself. He didn’t like it that much that he needed help with that now. But on the other hand, when thinking of Ritsu coming over, Suzuki couldn’t help but smile.
鈴木:僕は、大丈夫だよ。
律:鈴木さんは、大丈夫ですか?
律:そんなに忙しくないので、普通段は土曜日にお手伝いできます。
鈴木:それはとてもありがたいと思います。
じゃあ、それでしよいこうか。
しかし、鈴木さんは律くんがいい印象を残してくれたので、また会うのが楽しみだと微笑んでいただ。
鈴木さんの物語 第92話:律くんと家事
鈴木さんはソファーに横たわって休んでいた。
65歳の誕生日のすぐ後、風邪をひいてしまって、今は少しずつ治ってきた。
妻のゆきさんはリビングに入ってきて、鈴木さんの隣の椅子に腰を下ろした。
鈴木:どうしたの、ゆき?
ゆき:具合はどう?
鈴木:(僕、)大丈夫だよ。
ゆき:よかった。
ちなみに、話したいことがあるんだけど。
鈴木:うん。
何?
ゆき:この間言ったけど、私たち二人とも家事をやるのがだんだん追いつかなくなってきたよね。
鈴木:うん、覚えてるよ。
(僕、)最近年齢的に
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もっと休む時間が必要だなって気づいたって言ってたよね。
それに、ゆきは病院であと数年働きたいけど、僕も一人では家事を全部こやるのがだんだん難しくなってきたから、もう少し家にいる時間を増やしたほうがいいかもって感じるって言ってたね。
ゆき:そうだわ。
あと、あなた、公園の掃除もボランティアでずっと続けたいって言ってたわよね。
でもね…家事は、誰かに手伝ってもらうのもいいんじゃない?
鈴木はびっくりした。
ゆき:実は、この間、同僚と話したんだけど。
それで、彼女の息子さんはもしかして手伝いたいって言ってた。
彼は16歳で、とても社交的で元気な男の子だそうだ(or そうよ)。
妻の発言なら「そうよ」って言うかなあ。
それに母と同じように医者になりたがっているって。同僚が、息子さんが掃除を手伝いたいとか、あなたの体調が悪い時に代わりにやってもいいかなって言ってたの。
「ている」で時間の継続が表現できます。
それに、必要ならちょっとあなたの面倒も見てくれるって。
料理をするのも大好きだそうだよ。
鈴木:それは助かるかも。
ゆき:本当?
ちょっと考えた方がいいんじゃない?
鈴木:いいよ。
彼に会ってみたい。
ゆきの言った(or 言う)通りだ。
最近、家事が大変になってきたんだ。
ゆきに、僕を手伝うために仕事をやめさせたくないんだよ。
それに、その子もいろいろ学べるだろうし、人生の経験を積むのを手伝ってあげたいな。
ゆき:じゃあ、同僚に電話をかけて、息子さんをうちに一度誘ってみよう。
鈴木:そうしよう。
数日後、若い細身の男の子がキッチンのテーブルに座って、少し緊張した様子で周りを見ていた。
鈴木:じゃあ、白花律くんだね?
律:はい、白花律です。
鈴木さんは何回か咳をした。
律:(鈴木さんは)大丈夫ですか?
相手が前にいるので、名前は言わないかなあ。
鈴木:大丈夫だよ。
ただ風邪はまだ完全に治ってない。
だから、家のことを手伝ってもらえると助かるんだ。
お母さんがにあなたが手伝いたいって言ってたからと聞いたけど、もしよかったら手伝ってくれる?
律:僕、掃除もできますし、お手伝いできたらいいなって思います。
そして、もしよければ、ご飯を作ることもできます。
料理をするのが大好きです。
鈴木:本当にいいの?
クラブ活動とか、勉強とか、友達と遊ぶとかで忙しくない?
律:そんなに忙しくないので、普通は土曜日にお手伝いできます。
そして一週間に1、2回晩ご飯を作ることもできます。
鈴木:それはとてもありがたい(と思います)。
じゃあ、それでしようかうしてもらっていいかな。
もちろん、手伝いの分はちゃんと払うよ。
律:ありがとうございます。
これからよろしくお願いします。
鈴木:よろしくお願いします。
律くんが帰った後、鈴木さんは考え込んだ。
田舎に引っ越してからずっと自分で家事を済ましてきていた。
今は手伝いが必要になったのはちょっと嫌な気持ちだった。
しかし、鈴木さんは律くんがいい印象を残して、また会うのが楽しみだと微笑んでいた。
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話しがどう展開していくか楽しみです。
鈴木:それは助かるかも。 This sentence has been marked as perfect! |
ゆき:本当? This sentence has been marked as perfect! |
ちょっと考えた方がいいんじゃない? This sentence has been marked as perfect! |
鈴木:いいよ。 This sentence has been marked as perfect! |
彼に会ってみたい。 This sentence has been marked as perfect! |
ゆきの言った通りだ。 ゆきの言った(or 言う)通りだ。 |
最近、家事が大変になってきたんだ。 This sentence has been marked as perfect! |
鈴木さんの物語 第92話:律くんと家事 This sentence has been marked as perfect! |
鈴木さんはソファーに横たわって休んでいた。 This sentence has been marked as perfect! |
65歳の誕生日のすぐ後、風邪をひいてしまって、今は少しずつ治ってきた。 This sentence has been marked as perfect! |
妻のゆきさんはリビングに入ってきて、鈴木さんの隣の椅子に腰を下ろした。 This sentence has been marked as perfect! |
鈴木:どうしたの、ゆき? This sentence has been marked as perfect! |
それに、その子もいろいろ学べるだろうし、人生の経験を積むのを手伝ってあげたいな。 This sentence has been marked as perfect! |
ゆき:じゃあ、同僚に電話をかけて、息子さんをうちに一度誘ってみよう。 This sentence has been marked as perfect! |
鈴木:そうしよう。 This sentence has been marked as perfect! |
数日後、若い細身の男の子がキッチンのテーブルに座って、少し緊張した様子で周りを見ていた。 This sentence has been marked as perfect! |
鈴木:じゃあ、白花律くんだね? This sentence has been marked as perfect! |
律:はい、白花律です。 This sentence has been marked as perfect! |
鈴木さんは何回か咳をした。 This sentence has been marked as perfect! |
律:鈴木さんは大丈夫ですか? 律:(鈴木さんは)大丈夫ですか? 相手が前にいるので、名前は言わないかなあ。 律:鈴木さん |
ゆき:具合はどう? This sentence has been marked as perfect! |
鈴木:僕、大丈夫だよ。 鈴木:(僕、)大丈夫だよ。 鈴木:僕は、大丈夫だよ。 |
ゆき:よかった。 This sentence has been marked as perfect! |
ちなみに、話したいことがあるんだけど。 This sentence has been marked as perfect! |
鈴木:うん。 This sentence has been marked as perfect! |
何? This sentence has been marked as perfect! |
ゆき:この間言ったけど、私たち二人とも家事をやるのがだんだん追いつかなくなってきたよね。 This sentence has been marked as perfect! |
鈴木:うん、覚えてるよ。 This sentence has been marked as perfect! |
でもね…家事は、誰かに手伝ってもらうのもいいんじゃない? This sentence has been marked as perfect! |
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ゆき:実は、この間、同僚と話したんだけど。 This sentence has been marked as perfect! |
それで、彼女の息子さんはもしかして手伝いたいって言ってた。 This sentence has been marked as perfect! |
彼は16歳で、とても社交的で元気な男の子だそうだ。 彼は16歳で、とても社交的で元気な男の子だそうだ(or そうよ)。 妻の発言なら「そうよ」って言うかなあ。 |
僕、最近年齢的に もっと休む時間が必要だなって気づいたって言ってたよね。 (僕、)最近年齢的に |
それに、ゆきは病院であと数年働きたいけど、僕も一人では家事を全部こやるのがだんだん難しくなってきたから、もう少し家にいる時間を増やしたほうがいいかもって感じるって言ってたね。 それに、ゆきは病院であと数年働きたいけど、僕も一人では家事を全部 |
ゆき:そうだわ。 This sentence has been marked as perfect! |
あと、あなた、公園の掃除もボランティアでずっと続けたいって言ってたわよね。 This sentence has been marked as perfect! |
それに母と同じように医者になりたがるって。同僚が、息子さんが掃除を手伝いたいとか、あなたの体調が悪い時に代わりにやってもいいかなって言ってたの。 それに母と同じように医者になりたがっているって。同僚が、息子さんが掃除を手伝いたいとか、あなたの体調が悪い時に代わりにやってもいいかなって言ってたの。 「ている」で時間の継続が表現できます。 |
それに、必要ならちょっとあなたの面倒も見てくれるって。 This sentence has been marked as perfect! |
料理をするのも大好きだそうだ。 料理をするのも大好きだそう |
ゆきに、僕を手伝うために仕事をやめさせたくないんだよ。 This sentence has been marked as perfect! |
鈴木:大丈夫だよ。 This sentence has been marked as perfect! |
ただ風邪はまだ完全に治ってない。 This sentence has been marked as perfect! |
だから、家のことを手伝ってもらえると助かるんだ。 This sentence has been marked as perfect! |
お母さんがあなたが手伝いたいって言ってたから、もしよかったら手伝ってくれる? お母さん |
律:僕、掃除もできますし、お手伝いできたらいいなって思います。 This sentence has been marked as perfect! |
そして、もしよければ、ご飯を作ることもできます。 This sentence has been marked as perfect! |
料理をするのが大好きです。 This sentence has been marked as perfect! |
鈴木:本当にいいの? This sentence has been marked as perfect! |
クラブ活動とか、勉強とか、友達と遊ぶとかで忙しくない? This sentence has been marked as perfect! |
律:そんなに忙しくないので、普通は土曜日にお手伝いできます。 This sentence has been marked as perfect! 律:そんなに忙しくないので、普 |
そして一週間に1、2回晩ご飯を作ることもできます。 This sentence has been marked as perfect! |
鈴木:それはとてもありがたいと思います。 鈴木:それはとてもありがたい(と思います)。 鈴木:それはとてもありがたい |
じゃあ、それでしようか。 じゃあ、そ じゃあ、それで |
もちろん、手伝いの分はちゃんと払うよ。 This sentence has been marked as perfect! |
律:ありがとうございます。 This sentence has been marked as perfect! |
これからよろしくお願いします。 This sentence has been marked as perfect! |
鈴木:よろしくお願いします。 This sentence has been marked as perfect! |
律くんが帰った後、鈴木さんは考え込んだ。 This sentence has been marked as perfect! |
田舎に引っ越してからずっと自分で家事を済ましてきていた。 This sentence has been marked as perfect! |
今は手伝いが必要になったのはちょっと嫌な気持ちだった。 This sentence has been marked as perfect! |
しかし、鈴木さんは律くんがいい印象を残して、また会うのが楽しみだと微笑んでいた。 This sentence has been marked as perfect! しかし、鈴木さんは律くんがいい印象を残してくれたので、また会うのが楽しみだと微笑ん |
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