Oct. 10, 2021
昨日、「独壇場」という言葉を学んだ。「その人だけが活躍する場所」という意味を持つ。でも、語源は意味より面白いと思う。『「独擅場(どくせんじよう)」の「擅(せん)」を「壇(だん)」と間違えて慣用となった語』という説を読んだ。読み違いから言葉を作るのはとても興味深いと思うけど、外国人としてどの読み違いが普通か分からない。
読み違いから言葉を作るのはとても興味深いと思うけど、外国人としてどの読み違いが普通なのか分からない。
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現在日本語の共通語化は、NHK放送文化研究所を中心に進められています。つまり、ここでの見解が一番正しいわけです。そこからの引用です。
漢字の「擅」の読みは「せん」で、「ほしいままにする。ひとりじめにする。また、ひとりで自由に処理する」(『学研 漢字源』)という意味です。この文字を使った熟語の「独擅」は、「自分ひとりの思いのままに振る舞うこと」、「独擅場」は「その人ひとりだけで、おもいのとおりの振る舞いができるような場面・分野。ひとり舞台」(『大辞林』三省堂)で、もともとの読み方は「どくせん」「どくせんじょう」です。しかし、「擅」と「壇」の文字がよく似ていることから、「どくだんじょう」と誤って読まれるようになり、表記も「独壇場」が一般化しました。誤った読み方と書き方が定着・慣用化した例の一つです。
このような誤用が生まれたのは、字形が似ていることに加えて、「壇」の熟語で場所を表す「演壇」「教壇」「仏壇」「土壇(場)」などという言い方との混同もあるかもしれません。 戦前の『日本語アクセント辭典』(日本放送協會編 昭和18年1月発行)には「ドクセンジョー 獨擅場」と記載されていますが、その後「独壇場(どくだんじょう)」という用語の定着・慣用化が進む中で放送でも今では「独壇場」を使っています。
(『NHK日本語発音アクセント辞典』P629、『新用字用語辞典』P395参照)
独壇場 |
昨日、「独壇場」という言葉を学んだ。 |
「その人だけが活躍する場所」という意味を持つ。 |
でも、語源は意味より面白いと思う。 |
『「独擅場(どくせんじよう)」の「擅(せん)」を「壇(だん)」と間違えて慣用となった語』という説を読んだ。 |
読み違いから言葉を作るのはとても興味深いと思うけど、外国人としてどの読み違いが普通か分からない。 読み違いから言葉を作るのはとても興味深いと思うけど、外国人としてどの読み違いが普通なのか分からない。 |
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