心配している仲間

自分の書いているファンタジー小説の一場面です。

三人の少女の会話を描いてみました。

「ユリエル」はナレーターの名前で、「レイヤ」と「カンニョ」はその友達の名前です。

「あっ、ユリエル！

その血どうしたの！

？

」 膝をついていたカンニョが、ポンと立ち上がって私に向かってバタバタと駆けよってきた。

だからその優しさに違和感を感じているのかもしれない。

「いや、これは私のじゃなくて……」 「ユリっちってさ、魔物潰しめちゃくちゃ上手だよ」（レイヤの台詞） レイヤはニヤリと笑う。

「うっさい。

本当にトラウマになったんだから」 あれほど魔物の血をぶっかけられた記憶は一生忘れない。

「じゃあ、ケガはしてないのね？

念のため、チェックさせてね」 私が身を引くよりも早く、カンニョの手がひんやりと私の頬に触れる。

まだ服についていた血が聖なる魔法で一瞬で消える。

もう私には優しさなんて理解できないかな。

それともその優しさこそカンニョを危険にさらすと心配しているんだ。

分からない。

心配している仲間

自分の書いているファンタジー小説の一場面です。

三人の少女の会話を描いてみました。

「ユリエル」はナレーターの名前で、「レイヤ」と「カンニョ」はその友達の名前です。

その血どうしたの！

？

また魔物に傷ついたのか？

」 膝をついていたカンニョが、ポンと立ち上がって私に向かってバタバタと駆けよってきた。

だからその優しさに違和感を感じているのかもしれない。

「うっさい。

本当にトラウマになったんだから」 あれほど魔物の血をぶっかけられた記憶は一生忘れない。

「じゃあ、ケガはしてないのね？

念のため、チェックさせてね」 私が身を引くよりも早く、カンニョの手がひんやりと私の頬に触れる。

まだ服についていた血が聖なる魔法で一瞬で消える。

もう私には優しさなんて理解できないかな。

それともその優しさこそカンニョを危険にさらすと心配しているんだ。

分からない。