先日知り合いにが乙一の『失われる物語』を勧めてもらいくれました。

この本のタイトルですが、『失はれる物語』のようです

最近は結構忙しくて読む時間があまりないんだけどのですが、昨日の夜は寝る前に「君にしか聞こえない」という第一個目の話を一発で気に読みました。

「だけど」でもOKなのですが、「ですが」の方が丁寧に聞こえます^^
それから、添削が見にくいのですが「第一話」に直しています。

知り合いが高く評価したものだから（orなので）それなりに期待していたんだけどのですが、想像以上に素晴らしい作品でした。

興味のある方はがいらっしゃるかもしれないし、ネタバレせずに短いあらすじと感想を言わ書かせてもらいます。

部活にも参加しないし回周りに相手にしてくれる人がどこにもいないから、暇つぶしに一人で図書館の片隅で理想の携帯電話を想像して日々を過ごします。

この文は非常に長いので、「、」を入れた方がいいと思います^^

二人はなぜか頭の中の携帯電話を本物のと同様に電話をかけたり受けたりできるんのですが、現実の電話にかけることができないことに気づきます。

こうやって二人は回周りの人にバレずにずっと電話がつながったまま無言で話し合ったりして、非常に仲良くなります。

極めて短い短編小説ではあるけれど、立派に描かれた青春物語でもあります。

最初からいくつかの伏線が巧妙に張られ、最後の回収もすごかったから（orので）、読み終わったてから数か所を読み返したくなりました。

最後の三ページは特に刺激的でさめざめと泣きながら読みました。

「さめざめと泣く」は正しいですが、ほとんど使わないような気がします。
私なら、「静かに泣きながら」とか「声を殺して泣きながら」を使います。

今まで読んだ短編小説の中で、胸を打たれてつものがあり涙なしでは読めない一番大好きな作品の一つです。