dubai03nsr's avatar
dubai03nsr

Sept. 23, 2024

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「囚人のパラドックス」の説明

一つ前の投稿で「囚人のパラドックス」について書いた。この投稿ではその説明について書きたいと思う。これについて色んな説明があると思うけど、僕が好きなのをシェアさせてもらう。

裁判官は囚人に「死刑日は日曜日から始まる一週間のいつかだけど、何曜日に死ぬかが君には分からない」と告げる。囚人の論理について考えて、論理的な問題あったか考えよう。土曜日になったら「今日死ぬ」と分かっちゃうので、それが裁判官が言ったことに反するから、土曜日に死ぬことは無いと結論を出す。この考えには問題があると言える。なぜなら、囚人は裁判官が言ったことが本当かどうかを分かる術がないので、それを事実として結論を出すことが出来ないはずだ。貴方は多分思うだろう。「その説明はズルいだろう。囚人は裁判官が言ったことが本当だと分かっているというのを設定に入れれば良いだろう」と。その通りだ。入れよう。

死刑が可能な間が何日間だとしても、囚人の論理は同じなので、7日間を2日間に減らして考えてもいいと思う。2日目になったら「今日死ぬ」と分かっちゃうので、2日目に死ぬのじゃなくて、1日目に死ぬに決まっていると囚人が結論を出す。けど、「1日目に死ぬ」と分かっちゃった時点で裁判官が言ったことに反する。つまり、裁判官が言ったことは実は本当ではない。でも「囚人は裁判官が言ったことが本当だと分かっている」という設定があるだろう。本当じゃないことが本当だと分かるのは矛盾だ。なぜ矛盾に辿り着いたのかを知るには、設定に戻る必要がある。つまり、裁判官の「何曜日に死ぬかが君には分からない」という宣言と、囚人がその宣言が本当だと分かる事とは、同時に本当であることは不可能だ。裁判官の宣言が本当だとしても、囚人がその宣言が本当だと分かることはありえない。

もっと極端な話で行けば、2日間という設定をさらに1日間に減らして考えよう。「次の一日間の中の一日に君は死ぬけど、何日に死ぬかが君には分からない」という裁判官の宣言と、囚人がその宣言が本当だと分かる事とは、言うまでもなく矛盾している。

Corrections

「囚人のパラドックス」の説明

一つ前の投稿で「囚人のパラドックス」について書いた。

この投稿ではその説明について書きたいと思う。

これについて色んな説明があると思うけど、僕が好きなのをシェアさせてもらう。

裁判官は囚人に「死刑日は日曜日から始まる一週間のいつかだけど、何曜日に死ぬかが君には分からない」と告げる。

囚人の論理について考えて、論理的な問題あったか考えよう。

土曜日になったら「今日死ぬ」と分かっちゃうので、それが裁判官が言ったことに反するから、土曜日に死ぬことは無いと結論を出す。

この考えには問題があると言える。

なぜなら、囚人は裁判官が言ったことが本当かどうかを分かる術がないので、それを事実として結論を出すことが出来ないはずだ。

貴方は多分思うだろう。

「その説明はズルいだろう。

囚人は裁判官が言ったことが本当だと分かっているというのを設定に入れれば良いだろう」と。

その通りだ。

死刑が可能な間が何日間だとしても、囚人の論理は同じなので、7日間を2日間に減らして考えてもいいと思う。

2日目になったら「今日死ぬ」と分かっちゃうので、2日目に死ぬのじゃなくて、1日目に死ぬに決まっていると囚人が結論を出す。

けど、「1日目に死ぬ」と分かっちゃった時点で裁判官が言ったことに反する。

つまり、裁判官が言ったことは実は本当ではない。

でも「囚人は裁判官が言ったことが本当だと分かっている」という設定があるだろう。

本当じゃないことが本当だと分かるのは矛盾だ。

なぜ矛盾に辿り着いたのかを知るには、設定に戻る必要がある。

つまり、裁判官の「何曜日に死ぬかが君には分からない」という宣言と、囚人がその宣言が本当だと分かる事とは、同時に本当であることは不可能だ。

裁判官の宣言が本当だとしても、囚人がその宣言が本当だと分かることはありえない。

もっと極端な話で行けば、2日間という設定をさらに1日間に減らして考えよう。

Feedback

「次の7日間の中のどこかで君は死ぬけど、何日に死ぬかは『現時点では』君には分からない」という「現時点では」を付けることで矛盾がなくなりますが、それを付けなければ、どうしても矛盾します。

なぜならば、死刑執行前に電気椅子に座らされた時点で、今から死ぬのが分かるからです。
それを避けるためには、1週間ずっと、電気椅子に座らせ続けておいて、電気のスイッチがいつはいるのかわからない状況を作るのが前提になりますが、「死刑囚の人権侵害」になるので、電気椅子に座らせ続けることもできないかな。

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heatedcanine

Sept. 23, 2024

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あるいは、ある日の、午後11時50分から電気椅子に座らせて、11時59分59秒で電気を入れるのか、0時00分01秒で電気を入れるのかをわからなくしておけば、囚人はどちらの日で死ぬのかわからないので、矛盾がなくなるのではないでしょうか。死刑執行人にもどちらの日付だったのか、わからないかもしれませんが。

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heatedcanine

Sept. 23, 2024

0

あるいは、時計をみせなくて、窓のない囚人部屋で過ごさせると、今が何日か、囚人にはわからないことになる。自分の体内時計がよほど正確でない限りは。

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dubai03nsr

Sept. 23, 2024

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言っていることは面白いですね笑。確かに一週間ずっと電気椅子に座らせ続けるのは人権侵害になるかも。でも毎日1分だけ座らせることにすれば問題ないですよね。

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heatedcanine

Sept. 23, 2024

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じゃあ、そうすることにして、月曜から土曜日のいつ執行するかわからない、と伝えておいて、月曜日の最初の10秒で、高圧電流流して即死させたら、パラドックスは成立しないと思うのですが。
どのような理屈でパラドックスが成立するのでしたかね?
わからなくなりました。

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dubai03nsr

Sept. 24, 2024

0

そうですよ。「パラドックス」というのは、現実と囚人の論理は一致していないところです。一致していないのなら、設定に何か間違っているところあるのか、というのがこの「パラドックス」の面白さだと思います。
囚人の論理はこの前の投稿でもっと詳しく説明しています(てか2個に分ける意味なかったかも笑)。
https://en.wikipedia.org/wiki/Unexpected_hanging_paradox

「囚人のパラドックス」の説明

一つ前の投稿で「囚人のパラドックス」について書いた。

この投稿ではその説明について書きたいと思う。

これについて色んな説明があると思うけど、僕が好きなのをシェアさせてもらう。

裁判官は囚人に「死刑日は日曜日から始まる一週間のいつかだけど、何曜日に死ぬかが君には分からない」と告げる。

囚人の論理について考えて、論理的な問題あったか考えよう。

土曜日になったら「今日死ぬ」と分かっちゃうので、それが裁判官が言ったことに反するから、土曜日に死ぬことは無いと結論を出す。

この考えには問題があると言える。

なぜなら、囚人は裁判官が言ったことが本当かどうかを分かる術がないので、それを事実として結論を出すことが出来ないはずだ。

貴方は多分思うだろう。

「その説明はズルいだろう。

囚人は裁判官が言ったことが本当だと分かっているというのを設定に入れれば良いだろう」と。

その通りだ。

入れよう。

死刑が可能な間が何日間だとしても、囚人の論理は同じなので、7日間を2日間に減らして考えてもいいと思う。

2日目になったら「今日死ぬ」と分かっちゃうので、2日目に死ぬのじゃなくて、1日目に死ぬに決まっていると囚人が結論を出す。

けど、「1日目に死ぬ」と分かっちゃった時点で裁判官が言ったことに反する。

つまり、裁判官が言ったことは実は本当ではない。

でも「囚人は裁判官が言ったことが本当だと分かっている」という設定があるだろう。

本当じゃないことが本当だと分かるのは矛盾だ。

なぜ矛盾に辿り着いたのかを知るには、設定に戻る必要がある。

つまり、裁判官の「何曜日に死ぬかが君には分からない」という宣言と、囚人がその宣言が本当だと分かる事とは、同時に本当であることは不可能だ。

裁判官の宣言が本当だとしても、囚人がその宣言が本当だと分かることはありえない。

もっと極端な話で行けば、2日間という設定をさらに1日間に減らして考えよう。

「次の一日間の中の一日に君は死ぬけど、何日に死ぬかが君には分からない」という裁判官の宣言と、囚人がその宣言が本当だと分かる事とは、言うまでもなく矛盾している。

Feedback

何曜日に死刑執行されるかわからないのに、ある日までは執行されないと仮定して論理を進めていくのがそもそも矛盾だと思う。

「囚人のパラドックス」の説明

この投稿ではその説明について書きたいと思う。

これについて色んな説明があると思うけど、僕が好きなのをシェアさせてもらう。

囚人の論理について考えて、論理的な問題あったか考えよう。

土曜日になったら「今日死ぬ」と分かっちゃうので、それが裁判官が言ったことに反するから、土曜日に死ぬことは無いと結論を出す。

この考えには問題があると言える。

なぜなら、囚人は裁判官が言ったことが本当かどうかを分かる術がないので、それを事実として結論を出すことが出来ないはずだ。

貴方あなたは多分思うだろう。

「あなた」はたいていの場合、ひらがなの方が自然です。

「その説明はズルいだろう。

囚人は裁判官が言ったことが本当だと分かっているというのを設定に入れれば良いだろう」と。

その通りだ。

入れよう。

死刑が可能な間が何日間だとしても、囚人の論理は同じなので、7日間を2日間に減らして考えてもいいと思う。

2日目になったら「今日死ぬ」と分かっちゃうので、2日目に死ぬのじゃなくて、1日目に死ぬに決まっていると囚人が結論を出す。

けど、「1日目に死ぬ」と分かっちゃった時点で裁判官が言ったことに反する。

つまり、裁判官が言ったことは実は本当ではない。

でも「囚人は裁判官が言ったことが本当だと分かっている」という設定があるだろう。

本当じゃないことが本当だと分かるのは矛盾だ。

なぜ矛盾に辿り着いたのかを知るには、設定に戻る必要がある。

つまり、裁判官の「何曜日に死ぬかが君には分からない」という宣言と、囚人がその宣言が本当だと分かる事とは、同時に本当であることは不可能だ。

裁判官の宣言が本当だとしても、囚人がその宣言が本当だと分かることはありえない。

もっと極端な話で行けば、2日間という設定をさらに1日間に減らして考えよう。

「次の一日間の中の一日に君は死ぬけど、何日に死ぬかが君には分からない」という裁判官の宣言と、囚人がその宣言が本当だと分かる事とは、言うまでもなく矛盾している。

Feedback

「囚人のジレンマ」については英語で学んだことがあるけど、実際によく理解していなかったので、今回このように初めて日本語での説明を読んで、よく理解できたし、すごく面白いなと思いました。
ありがとうございます!
日本語を使いこなしていますね。すごい!

dubai03nsr's avatar
dubai03nsr

Sept. 23, 2024

0

添削をありがとうございます。
実は「囚人のジレンマ」は別のことで、game theoryの分野ではよく知られています!その方も面白いですね。
https://en.wikipedia.org/wiki/Prisoner's_dilemma

2日目になったら「今日死ぬ」と分かっちゃうので、2日目に死ぬのじゃなくて、1日目に死ぬに決まっていると囚人が結論を出す。


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つまり、裁判官が言ったことは実は本当ではない。


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でも「囚人は裁判官が言ったことが本当だと分かっている」という設定があるだろう。


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本当じゃないことが本当だと分かるのは矛盾だ。


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なぜ矛盾に辿り着いたのかを知るには、設定に戻る必要がある。


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つまり、裁判官の「何曜日に死ぬかが君には分からない」という宣言と、囚人がその宣言が本当だと分かる事とは、同時に本当であることは不可能だ。


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裁判官の宣言が本当だとしても、囚人がその宣言が本当だと分かることはありえない。


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もっと極端な話で行けば、2日間という設定をさらに1日間に減らして考えよう。


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囚人は裁判官が言ったことが本当だと分かっているというのを設定に入れれば良いだろう」と。


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その通りだ。


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入れよう。


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入れよう。

死刑が可能な間が何日間だとしても、囚人の論理は同じなので、7日間を2日間に減らして考えてもいいと思う。


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「囚人のパラドックス」の説明


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一つ前の投稿で「囚人のパラドックス」について書いた。


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この投稿ではその説明について書きたいと思う。


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これについて色んな説明があると思うけど、僕が好きなのをシェアさせてもらう。


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裁判官は囚人に「死刑日は日曜日から始まる一週間のいつかだけど、何曜日に死ぬかが君には分からない」と告げる。


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囚人の論理について考えて、論理的な問題あったか考えよう。


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土曜日になったら「今日死ぬ」と分かっちゃうので、それが裁判官が言ったことに反するから、土曜日に死ぬことは無いと結論を出す。


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この考えには問題があると言える。


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なぜなら、囚人は裁判官が言ったことが本当かどうかを分かる術がないので、それを事実として結論を出すことが出来ないはずだ。


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貴方は多分思うだろう。


貴方あなたは多分思うだろう。

「あなた」はたいていの場合、ひらがなの方が自然です。

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「その説明はズルいだろう。


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けど、「1日目に死ぬ」と分かっちゃった時点で裁判官が言ったことに反する。


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