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planettes

July 24, 2025

36
マルケスの予告された殺人の記録

今読んでいる本はマルケスの「Chronicles of a Death Foretold」(予告された殺人の記録)です。このタイトルをどうやって翻訳するのかは全然知りませんでした。それでグーグルで調べてみた。少し驚きました。なぜなら、「予告」という言葉は、それまで映画の予告編でしか見たことがなかったからです。「予告」という言葉に、「foretold」の不思議な意味も本当にありますか?

とにかく、不思議な話だと思います。ある男が殺されるという影が、物語の全体に差しかかっている。それでも、登場人物たちの反応はとても奇妙です。ある人たちは彼の死を望んでいて、ある人たちはもうすでに起こったようにします。 しかも、誰も細かい部分について一致していないのです。その上、未来の視点から話を集めている語り手は、とても淡々としています。いや、「淡々」というのは、ちょっと言いすぎかもしれません。なぜなら、未来の視点では、すでに数十年が経っているからです。語り手がこの男を友人として思っていたことは伝わってきます。

出典は見つけられなかったので本当かどうかは分かりませんが、ネット上の議論の中で、マルケスは芥川の「羅生門」の語り方に影響を受けたそうです。私は、「あいまいな記憶」というテーマがとても興味深いと思います。


The book I’m currently reading is Marquez’s Chronicle of a Death Foretold. I had no idea how this title would be translated, so I looked it up on Google. I was a little surprised—because the word "予告" was something I’d only seen before in the context of movie trailers. Does the word "予告" really capture the mysterious nuance of “foretold”?

In any case, I think it’s a strange story. The shadow of a man’s impending death looms over the entire narrative. And yet, the characters’ reactions are very odd. Some people seem to want his death, and others behave as if it’s already happened. None of them agree on the details. On top of that, the narrator—who is collecting these stories from a future perspective—speaks in a very flat, matter-of-fact tone. But perhaps "淡々" goes a bit too far—because from the future viewpoint, several decades have already passed. You can still feel that the narrator cared about the man, as a friend.

Though I couldn’t find a source and don’t know if it’s true, I read in some online discussions that Marquez may have been influenced by Akutagawa’s storytelling style in Rashomon. I think the theme of “unreliable memory” is incredibly interesting.

Corrections

このタイトルをどうやって翻訳/すればいいのか/するのかは全然わかりませんでした。

なぜなら、「予告」という言葉は、それまで映画の予告編でしか見たことがなかったからです。

「予告」という言葉に、「foretold」の不思議な意味も本当にありますか?

「予告」は、辞書に「前もって告げ知らせること」と書かれています。foretellを英英辞書で調べると"preict (the future or a future event)" と書かれているので、同じと考えていいのではないでしょうか。

ある男が殺されるという影が、物語の全体に差しかかを覆っています

それでも、登場人物たちの反応はとても奇妙です。

ある人たちは彼の死を望んでいて、ある人たちはもうすでに起こったようにします。

その男の死を望んでいるものもいれば、すでに死んでいるものとしてふるまいます。

しかも、誰も細かい部分について(考えが?)一致していないのです。

語り手がこの男を友人して思っていことは伝わってきます。

私は、「あいまいな記憶」/の?/というテーマがとても興味深いと思います。

「あいまいな記憶」という話のテーマなら「の」。何かの話の中のテーマが「あいまいな記憶」なら「という」で、OKです。

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おもしろそうですね。

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planettes

July 25, 2025

36

もっと自然な表現に直してくれて、ありがとうございます。

「predict」は「foretold」よりもっと日常的な言葉だと思います。株価やスポーツの賭けのようなものに対しては、「foretold」は少し大げさに聞こえます。でも、調べてみると、元のスペイン語で使われていた「anunciada」も、わりと日常的な言葉のようです。だから、「予告」は妥当な訳だと思います。

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takyam

July 25, 2025

0

>「predict」は「foretold」よりもっと日常的な言葉だと思います
なんとなくわかります。predictは、「予言する」と辞書に載ってます。
やはり、日本語でもforetellの「予告する」より一般的な感じがします。
おもしろいですね。

マルケスの予告された殺人の記録

今読んでいる本はマルケスの「ChroniclesofaDeathForetold」(予告された殺人の記録)です。

このタイトルをどうやって翻訳するのかは全然知りませんでした。

それでグーグルで調べてみた。

少し驚きました。

なぜなら、「予告」という言葉は、それまで映画の予告編でしか見たことがなかったからです。

「予告」という言葉に、「foretold」の不思議な意味も本当にありますか?

「foretold」だと「予告された」になりますね。

とにかく、不思議な話だと思います。

ある男が殺されるという影が、物語の全体に差しかかっている。

それでも、登場人物たちの反応はとても奇妙です。

ある人たちは彼の死を望んでいて、ある人たちはもうすでに起こったようにします。

しかも、誰も細かい部分について一致していないのです。

その上、未来の視点から話を集めている語り手は、とても淡々としています。

いや、「淡々」というのは、ちょっと言いすぎかもしれません。

なぜなら、未来の視点では、すでに数十年が経っているからです。

語り手がこの男を友人として思っていたことは伝わってきます。

出典は見つけられなかったので本当かどうかは分かりませんが、ネット上の議論の中で、マルケスは芥川の「羅生門」の語り方に影響を受けたそうです。

私は、「あいまいな記憶」というテーマがとても興味深いと思います。

Feedback

『百年の孤独(One Hundred Years of Solitude)』と共に傑作ですね。もう、うろ覚えになってしまっているけど、避けようとして避けられない運命のような感じが
残っています。ギリシア神話とラテン系の文化がからんだような印象がありました。
『藪の中』のテーマですね。

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planettes

July 25, 2025

36

ありがとうございます! 「百年の孤独」はまだ読んでいませんが、おもしろそうなテーマですね。

マルケスの予告された殺人の記録


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今読んでいる本はマルケスの「ChroniclesofaDeathForetold」(予告された殺人の記録)です。


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このタイトルをどうやって翻訳するのかは全然知りませんでした。


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このタイトルをどうやって翻訳/すればいいのか/するのかは全然わかりませんでした。

それでグーグルで調べてみた。


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少し驚きました。


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なぜなら、「予告」という言葉は、それまで映画の予告編でしか見たことがなかったからです。


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なぜなら、「予告」という言葉は、それまで映画の予告編でしか見たことがなかったからです。

「予告」という言葉に、「foretold」の不思議な意味も本当にありますか?


「予告」という言葉に、「foretold」の不思議な意味も本当にありますか?

「foretold」だと「予告された」になりますね。

「予告」という言葉に、「foretold」の不思議な意味も本当にありますか?

「予告」は、辞書に「前もって告げ知らせること」と書かれています。foretellを英英辞書で調べると"preict (the future or a future event)" と書かれているので、同じと考えていいのではないでしょうか。

とにかく、不思議な話だと思います。


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ある男が殺されるという影が、物語の全体に差しかかっている。


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ある男が殺されるという影が、物語の全体に差しかかを覆っています

それでも、登場人物たちの反応はとても奇妙です。


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それでも、登場人物たちの反応はとても奇妙です。

ある人たちは彼の死を望んでいて、ある人たちはもうすでに起こったようにします。


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ある人たちは彼の死を望んでいて、ある人たちはもうすでに起こったようにします。

その男の死を望んでいるものもいれば、すでに死んでいるものとしてふるまいます。

しかも、誰も細かい部分について一致していないのです。


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しかも、誰も細かい部分について(考えが?)一致していないのです。

その上、未来の視点から話を集めている語り手は、とても淡々としています。


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いや、「淡々」というのは、ちょっと言いすぎかもしれません。


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なぜなら、未来の視点では、すでに数十年が経っているからです。


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語り手がこの男を友人として思っていたことは伝わってきます。


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語り手がこの男を友人して思っていことは伝わってきます。

出典は見つけられなかったので本当かどうかは分かりませんが、ネット上の議論の中で、マルケスは芥川の「羅生門」の語り方に影響を受けたそうです。


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私は、「あいまいな記憶」というテーマがとても興味深いと思います。


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私は、「あいまいな記憶」/の?/というテーマがとても興味深いと思います。

「あいまいな記憶」という話のテーマなら「の」。何かの話の中のテーマが「あいまいな記憶」なら「という」で、OKです。

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